NO IMAGE

なぜ製造業DXは失敗するのか

なぜ製造業DXは失敗するのか

こんにちは、こじろうです。

最近もよくDXの話をしています。

製造業の方と話していても、

「DXを進めたい」

「データ活用を強化したい」

「AIを導入したい」

という話を聞かない日はありません。

一方で、

「DXがうまくいった」

という話も意外と聞きません。

もちろん成功事例はあります。

でも現場で仕事をしていると、

途中で止まる。

PoCで終わる。

導入したけど使われない。

そんな話の方が圧倒的に多い気がします。

今日は、

なぜ製造業DXは失敗するのか

について、僕なりの考えを書いてみようと思います。


  • 製造業DXが失敗する本当の理由
  • AIやIoTを入れても成果が出ない理由
  • 製造業DXを成功させるために必要なこと

なぜ製造業DXは失敗するのか

結論:技術ではなく意思決定を変えようとしていないから

いきなり結論です。

製造業DXが失敗する理由は、

技術導入が目的になっていて、意思決定を変えようとしていないから

です。

IoTを入れる。

クラウドを使う。

データを蓄積する。

AIを導入する。

どれも間違っていません。

ただし、

それによって誰のどんな意思決定を変えたいのか

が明確になっていないことが多い。

すると、かなりの確率で失敗します。


データは増える。でも何も変わらない

DXの現場でよく見る光景があります。

まずセンサーを付ける。

データを集める。

ダッシュボードを作る。

きれいなグラフが並ぶ。

ここまでは大体できます。

問題はその後です。

会議でその画面を見ながら、

「なるほど」

と言う。

終わり。

何も変わらない。

笑い話みたいですが、本当にあります。

なぜか。

意思決定が変わっていないからです。

例えば、

設備停止を減らしたい

という目的があるとします。

だったら、

どのデータを見て、

誰が、

どのタイミングで、

どんな判断をするのか

が重要です。

ここが定義されていないと、

データはただの飾りになります。


AIを入れれば解決するわけではない

最近はAIの話も増えました。

もちろん期待しています。

僕自身も毎日使っています。

ただ、

AI導入 = DX成功

ではありません。

例えばAIが

「3日後に設備異常が発生する可能性があります」

と言ったとします。

その後どうするのでしょうか。

設備担当は止めるのか。

生産担当は運転を続けるのか。

工場長はどちらを支持するのか。

ここが決まらないと意味がありません。

実際の現場では、

AIの精度よりも、

AIの結果を使って誰が何を決めるか

の方が難しいことが多いです。


部門の壁が想像以上に厚い

コンサル時代からずっと思っていることがあります。

技術課題より組織課題の方が難しい。

製造業では特にそうです。

例えば、

DX推進部門は

「全社最適」

を考えます。

一方、

工場は

「生産を止めないこと」

を考えます。

IT部門は

「セキュリティ」

を考えます。

経理部門は

「投資対効果」

を考えます。

全員正しい。

全員間違っていない。

だから難しい。

結果として、

誰も反対していないのに進まない

という現象が起こります。

製造業DXが止まる最大の理由はここだと思っています。


PoCが量産される理由

最近はPoCという言葉もよく聞きます。

Proof of Concept。

概念実証ですね。

まずは小さく試そう。

これは正しい考え方です。

ただ、

PoCだけが増える会社もあります。

PoC成功。

拍手。

発表会。

終了。

本番導入なし。

皆さんも見たことあるのではないでしょうか。

なぜそうなるのか。

本番導入時の意思決定者が最初から巻き込まれていないからです。

技術的には成功している。

でも予算を持っている人がいない。

運用責任者がいない。

組織変更を決められる人がいない。

するとPoCは成功しても事業化しません。


現場はダッシュボードが欲しいわけではない

これもよく勘違いされます。

現場の人は、

ダッシュボードが欲しいわけではありません。

AIも欲しくない。

クラウドも欲しくない。

欲しいのは、

楽になることです。

利益が増えることです。

トラブルが減ることです。

残業が減ることです。

だから本来考えるべきは、

機能

ではなく

意思決定

です。

何を見せるのかではなく、

何を決められるようにするのか。

ここが重要です。


製造業DXの本当のゴール

DXという言葉を聞くと、

システム更新

データ分析

AI活用

と考えがちです。

でも僕は少し違うと思っています。

DXの本質は、

より良い意思決定を、

より速く行えるようにすること

です。

設備の状態が分かる。

利益予測が分かる。

制約条件が分かる。

リスクが分かる。

その結果、

今までより良い判断ができる。

これがDXです。


僕の現在

最近は製油所や発電所、

鉱山や原子力発電所の案件を見ることがあります。

業界は違います。

国も違います。

でも共通していることがあります。

成功している企業は、

データを集めるのが上手い会社ではない。

意思決定が上手い会社なんです。

逆に失敗する会社は、

システム導入をゴールにしてしまう。

だから僕は最近、

DXとはITの話ではなく、

意思決定の話だと思っています。

どんなに技術が進歩しても、

最後に決めるのは人間です。

だから製造業DXで本当に重要なのは、

AIでもクラウドでもありません。

その情報を使って、

誰が、

何を、

どう決めるのか。

そこを設計することなのです。


それでは、Thcau◎

こじろう

【相談受付中】

製造業・インフラ業界→コンサル転職、SIerからキャリアアップ、海外事業開発キャリア相談 | 【MENTA】No1.メンターサービスでプロに直接相談しよう!

NO IMAGE
最新情報をチェックしよう!
>最強のWordPressテーマ「THE THOR」

最強のWordPressテーマ「THE THOR」

本当にブロガーさんやアフィリエイターさんのためになる日本一のテーマにしたいと思っていますので、些細なことでも気が付いたのであればご報告いただけると幸いです。ご要望も、バグ報告も喜んで承っております!

CTR IMG