こんにちは、こじろうです。
この記事では、文系SEの方々やITビギナーの方々向けに、文系の方がITの仕事に携わるメリットについてお伝えしていきたいと思います。
【この記事でわかること】
- 文系SEはクリエイティブな人生を送れる近道
- 具体的に何がどうなったらクリエイティブなのか?
- クリエイティブになれると、どんなメリットが?
文系SE=文系の人がクリエイティブに生きる近道
いつでもどこでも仕事ができて、特別な資格や免許もいらないから
一般に、プログラミングやシステム開発はPCやスマホ・タブレットとネット環境さえあれば、いつでもどこでも取り組めます。
日本のインターネット業界は文系出身者がけん引
楽天の三木谷社長は一橋大学出身、Cyber Agentの藤田さんは青山学院の経営学部出身、DMMの亀山社長なんて石川のレンタルビデオ屋からスタートですね。
単にシステムやIT、プログラミングが得意・好きだからITに携わるのではなく、”今までにないものを生み出すためのツール”としてプログラミングやシステム開発を捉えている。
理系出身のSEの方々って、どうしても職人気質になってしまって、その技術を使って「どんなサービスが生まれそうなの?」とか、ビジネスライクな考えを疎かにしがちなんですよね。
逆に、文系の方々はそもそもそんなに詳しくないから、ビジネスライクな考え方で理解しようとせざるを得ない。
この「しらない」という、一見、不利に見える状態こそが、「儲かるITサービス」の源なんです。
クリエイティブな事例
totoの予想ツールを使って週末にお小遣い稼ぎ
僕はサッカーが好きなのですが、Rという解析系のプログラミング言語を使って毎試合、予想プログラムを作り、お小遣い稼ぎをしています。
参考:【文系SE】プログラミング~RーTOTO:サッカーくじJリーグ 2019年総括~
占いツールを作成して副業
ExcelのVBAというプログラミング言語使って、人の誕生日をベースに運位の良い方角・悪い方角を表示するアプリを作成し、自分が気になったサッカー選手の移籍時期に合わせて、「今はその方角へ移籍しない方がいい!」とか、「今はとてもいい時期!」とか、つぶやいています。
参考:【文系SE】プログラミング~VBA & Androidで気学
coconalaで副業
上記2つの他にも、携帯ゲームに必須のVPNサーバの構築や、昨今流行のクラウドを利用したシステム開発をレクチャーするという副業を展開しております。
激務&スキルが思った程見につかないって聞いたけど?
激務かどうかはcase by case
僕は新卒からSE、ITコンサルとして約10年間、IT業界にいますが、激務(残業時間100時間程)の時期と、そうでない時期は半々だったと記憶しています。
また、日本企業の残業って、本人の仕事の進め方が良くないがために無駄な残業が発生していることが多々あります。
なので、一概にSE=激務と捉えるのはちょっと無理やり感があるな、と思います。
手前味噌ですが、こちらの記事には上司やクライアントとうまくコミュニケーションを取って、効率的に仕事を進める方法を記載しているので、是非、ご覧ください。
ドキュメント&テストエンジニアになりがちなのか確か
makicebuさんが書かれているとおり、SEはプログラミングより設計ドキュメントを書いている時間の方が長いです。また、若いころはテスト実施者としての働きを求められるのも確かです。
ただ、「じゃーそれが何の役にも立たない知識なのか?」というとそんなことは無いんです。
優秀なプログラマやエンジニア程、正確で迷いのないドキュメントを書きますし、テスト工程を意識したコーディングをするものです。
これらの作業は、ドキュメントをたくさん書き、テストもきっちりこなした人にしかできないことで、ゆくゆくは提案時の正確案作業見積もりの重要なインプットともなるのです。
仕事が遊びで遊びが仕事
また、上記の具体例で述べたスキル、全て業務とは関係ないところで身に付けています。
それは決して、無理をして勉強したとかではなく、SEいなると自然と技術的なことに興味が沸いてくるもので、プログラマの同僚にヒントやイメージを貰って通勤時間にググって調べたり、業務の隙間時間を使ってやったことです。
「業務時間中にあそんでんじゃねーよ」と思われるかもしれませんが、この趣味のプログラミングの知識が本業で生きた場面も沢山あります。
「仕事が遊びで遊びが仕事」を実現できる、数少ない業界だと思います。
飽きた時の選択肢が豊富
実はこれが最大のSEのメリットと思いますが、その仕事が嫌になった時の選択しが豊富です。
上記でSEの実態について書いていきましたが、これらを踏まえると、SEはクライアントの業務を理解した上でシステムを構築するため、様々な業界について詳しくなります。(望んでなくてもなってしまう…)
また、クライアントの複数の部署が絡むシステムをやるようなことがあれば、異なる職種についても知識を得ることがあります。
そうなると、転職する際の選択肢が圧倒的に増えます。
特に、SEからITコンサルへの転職ができると、ITの枠を飛び越えた魅力的な仕事に携わる機会も増えますし、年収もかなり上がります。
参考:【文系SE】ITコンサルへの挑戦~どのくらい大変なのか?~
SEを経由して”なりたい自分”になりましょう
僕はSEになることを強くお勧めする一方で、一生SEとして過ごすことを推奨はしていません。
上記で転職の話ににもふれましたが、SEになると自ら何かを生み出すスキルが自然と身に付く(つまりクリエイティブになれる)ので、おススメしているのであって、SEが”安住の地位”だとは思っていません。
SEを経由することで、多くの方が”なりたい自分”になれることを強く願っております。
それでは、Tchau◎
こじろう
※冒頭のイラストはやまのすけさん@イラストACからの提供でした。