こんにちは、こじろうです。
仕事に対してやりがいや自己成長を求める風潮はどんどん高まっています。
一方で、人は環境によって変わることに異論はないのですが、個人の努力次第で大分、状況は変わるし、そういった努力ができない人は成長が見込める魅力的な職場へ移るのはなかなか難しいのではないかとも感じます。
といった思いをお持ちの方も多いと思います。
この記事では、ITコンサルを目指す文系SEやITビギナーのみなさま向けに、どうすれば日々、成長しながら働けるようになるのか紹介していきたいと思います。
【この記事でわかること】
- ビジネスにおいて「成長する」とはどういうことなのか?
- 具体的に何をどうすれば成長を感じながら日々、働いていけるのか?
- 日々、成長しながら働くことで何が変わるのか?
ビジネスにおける「成長」=仕事を他人に説明できるようになる
一度教わったこと、やったことを他人に説明できるようになる
「お前、成長したな」なんて上司に言われたことは一度もないこじろうです。
そもそも、何がどうなったら「成長した」ことになるのでしょうか?
一人で見積もりできるようになったら?
管理職になったら?
いいえ、「自分の作業を他人に説明できるようになったら」です。
実際にやってみてほしいんですが、自分の仕事を説明するのって意外と難しくないですか?
「これは自分にとって天職のだ!」って思っている人ならまだしも、多くの人は一日働いているうち、やりたいこと30%、やりたくないこと70%くらいの配分で時間を費やしていると思います。
人間の脳って正直ですね。こういう状況だと、嫌々やってる70%はなかなか覚えられないんですよ。
結果、自分が何をやっているのかよくわからないまま、30代、40代、50代、リタイヤ…となってしまい、自分の市場価値もなかなか上がていかない。
そりゃそうですよね、自分が費やしてうちの70%を毎日捨てているようなもんですから。
自分の仕事を他人に説明してみよう
物事を覚えるときに一番効率的なのは情報を読み込んだり、問題を解いたりすることではなく、他人に説明することです。
次の項にもつながりますが、自分の作業を記録として残し、他のメンバーへ共有しましょう。
自分に部下がいれば、今後はその部下さんに作業を依頼する(手順通りやればできるから、という枕詞付きで!)という名目で説明し、自分がチーム内で一番立場が小さければ、自分の作業手順をより効率的にするべく、「この作業のやり方に関する説明文書、レビューしてしてもらえませんか?」という流れで上司に説明してみましょう。
また、仕事において「理解する」という行為には5つのレベルがあります。
- 言語レベルで理解する。(実施はできない、「あーその話聞いたことあるわ」というレベル)
- その作業について、詳しい人にフォローしてもらえば実施できる
- 「その作業をやって!」と指示されれば、自分の力でその作業を実施できる
- 何か問題が発生し、その問題解決に「この作業が最適な改善方法だ!」と判断し実施できる
- 他人にその作業を説明できる。
今、自分が担当している作業、❸までは多くの人が到達していると思いますが、❹までできる人って実はそう多くはないのではないのでしょうか?
他人に説明することを前提に日々取り組んでいれば、自然と自分の業務を深く、正確に体得し、❺まで到達することができます。
仕事を2~3日で引き継げるように準備しておく
とはいえ、職場は学校ではないので説明する準備をする時間や、自分の説明を聞いてくれる人はなかなかいないでしょう。
一方で、自分の作業を記録し、他のメンバーへ共有することは、ビジネスマンとして必須です。
なぜなら、人材の流動性が激しくなってきている昨今において、各業務の属人化(特定の人しか対応できない)状況はなるべく避けて、いつでも・だれでも対象業務を進められる状況を企業は目指しているからです。
他人に自分の作業を説明する時間はなくとも、作業を引き継げるように常に準備しましょう。
具体的には、以下3つを実施します。
- 自分が担当している作業をリスト化
- 一挙手一投足、パソコン上でどのコマンドを押下するか、というレベルで手順書を作成
- 各手順、可能な限り実施方法を画面キャプチャ等で表現し、作業後の確認ポイントも明記
常に、捨て身でいられるようになった
まず、自信が付きます。
IT業界という、手に職をいやでも付けざるを得ない業界にいるからかもしれませんが、割と世の中で盛り上がっている技術トピックに関してリアルタイムで詳しくなり、そのたびに自分の引き出しが増えていきます。
なので、「嫌になったら、いつでも他所へいってやる」と思っていますし、実際ヘッドハンティングの誘いも毎週来ます。
では実際辞めるかというとそうでもないんですがw
打合せでの発言も、周りはこの会社での出世etcを考えているようなんですが、僕はお構いなしです。2回、今の会社でクビになりかけているのでプレッシャーのかかる状況に耐性がついてしまったのもありますが、自分の思ったこと、信念等、バシバシ言います。
あまりに言い過ぎて貫禄があるように見えた成果、実年齢より10歳くらい老けて見られます。
日本人が終身雇用制度の元で働く時代は終わりを告げました。
これからは、常に自分を高く買って(雇って)くれる、もしくは自分が働きやすい、もしくは給料がいい…この3点が多くの人の働くモチベーションとなるでしょう。
こうなった場合、今現時点の環境に満足できないなら即座に次の環境へ移っていくフットワークの軽さが必要で、これにはその人本人のスキルが何なのか明確になっている必要があります。
けっしてハイレベルになる必要はなく、自分の中でこれはどれだけできて、あれはできない…等の線引き、判断・説明できることが重要です。一緒に働く、もしくは雇う側からしたら、その情報がないと契約するか否か決められないからです。
それでは、Tchau◎
こじろう
※冒頭のイラストはしばらぶさんによるイラストACからのイラストでした。