こんにちは、こじろうです。
ITを利用しない日常はもはや考えられない時代になりましたが、様々な危険と隣り合わせであり、自分がネット上でやり取りした情報を盗み聞きしようとする「盗聴」とも日々戦わなければならないことを意味します。
この記事では、SEを経てITコンサルタントとして日々過ごしている僕から見た、ITビギナーであろう文系SEの方々でも比較的簡易に取り組める「盗聴対策」を紹介していきたいと思います。
【この記事でわかること】
- 「盗聴」されるとどうなるのか?
- 具体的な対処方法
- 上記手順を実施して期待できること
盗聴されるとどうなるのか?
盗聴されただけではないも起きない。でも…
実は、盗聴されただけでは、何も起きません。
一方、これを皮切りに、様々ITセキュリティ上の危険にされされることになります。(詳細は別記事を参照ください)
- 盗難
- 不正侵入
- 改ざん
- コンピュータウィルスの感染
いかに具体的な対処方法を紹介します。
具体的な対処方法
究極の対策は、無線LANを利用ない。
つまり、やり取りしたい方々と、お互いにPCと必要なネットワーク機器を持ち寄り、LANケーブルで連結し、情報のやり取りをするのです。
「それじゃ近くにいる人としかやり取りできねーじゃねーか!」
はい、その通りです。
なので、この策は現実的ではありません。
携帯が電話しかできない頃はこんな危険はなかったのですがね…
暗号化する
言ってしまうと、やり取りする情報に触れさせない(盗聴させない)というのは、現在の無線LAN・インターネットの技術では難しいのです。
しかし、その情報を暗号化し、他人から見たら何の意味も情報に見せることは可能です。
携帯でテザリングする際に、暗号化云々といった画面が出てきませんか?
あれです。
暗号化には種類があり、年々、関係ない人に解読されないような複雑な仕様が開発されています。
2020年1月現在、世界で最もしんらいされている暗号化方式はWPA2ですが、数年すれば新しい暗号化方式が生まれ、パソコンやスマホメーカーもそれを利用するようになると思います。
WPA2等の暗号化方式それぞれ一つ一つを勉強する必要はないと思いますが、「暗号化しないと情報を盗聴されてしまうのだ」ということは肝に銘じておきましょう。(もし、詳しく勉強したいという方はこちらの記事を参照ください。)
公衆LAN回線(カフェとか)は極力利用しない。
携帯は暗号化が最初からなされているから大丈夫と油断しないでください。
カフェに入って無料の無線Wi-Fiを活用すると、この暗号化は機能しません。
無料だからラッキー♪と思ってカフェ内の無線Wi-Fiに繋いでSNSへログイン等をすると、あなたの隣の人が同じようにカフェ内のWi-Fiを利用し、あなたが画面から入力した情報を「盗聴している」かもしれませんよ。
この時、多くのカフェ無料Wi-Fiは暗号化されていませんので、あなたの個人情報・機密情報はバレてしまうのです。
「そんなこと本当にできるのかよ!」と思われるかもしれませんが、割と簡単にできます。
詳細はこちらの記事をご覧頂きたいですが、ちょっとITカジッたことのある人なら30分くらいでセットアップできてしまう技術です。
(これは有料)専用のネットワーク回線(VPN)を利用する。
海外のサーバにアクセスして携帯ゲームをする方には御なじみかもしれませんね。
公衆回線でもない、でも有線LANでもない。プライベートな無線:LANになります。
プライベートとは言っても、巷ではやっているのはとあるシステム企業等がVPN環境を用意し、氏名やメルアドレスを登録し、アカウントを作成してくれた人に、月額300円くらいで回線を提供する、というものです。
なので、実際は自分以外の人も同じ回線を利用していますが、個々の通信は暗号化されています。
もし、本当に自分しか利用しないVPNを作りたいというかたは、こちらの記事にまとめましたので是非、ご覧ください。
たまに、「携帯ゲームをVPNを使ってやっています。でも、VPNなのに通信が遅いんです…なんとかなりませんかね?」なんて相談を受けるのですが、そういった方にはこちらをおススメしております。
上記を実施して期待できること
余計な心配から解放されるでしょう。
僕の親世代はサポート終了ギリギリまでガラケーを使っていた世代で、上記の「電話しかできない携帯」をフル活用していたのですが、これから世の中にはスマートフォンしか存在しません。
望む・望まざるに関わらず、携帯に個人・機密情報を入力することになります。
便利になるはずのテクノロジーが、生活のリスクになることが無いよう、日々勉強していきましょう!
それでは、Tchau◎
こじろう
※冒頭の画像はbBearさん@イラストACからの提供でした。