こんにちは、こじろうです。
この記事では、N/Wスペシャリスト令和7年午後Ⅱ問2に挑戦していきたいと思います。
別記事のネットワークエンジニアのススメでも紹介しましたが、文系SEからするとシステムエンジニアよりもネットワークエンジニアになった方が良いキャリアを気づかる可能性があります。
僕自身も、プログラマ➡システムエンジニア➡ITコンサルタントとキャリアチェンジしてきましたが、所々、ネットワークエンジニアとして活動し、成果を出すことに成功してきました。
文系SEのみなさまにも是非、ネットワークの知識を蓄えて頂きたく、IPAが主催しているネットワークエンジニアの資格試験について、僕なりの解答方法と、IPAが公表している模範解答を紹介していきたいと思います。
【この記事でわかること】
- N/Wスペシャリストの問題を解く上で持つべき考え方
- 令和7年午後Ⅱ問2における各設問の考え方
- 1 設問を解き始める前の前提
- 2 問題文を読みながら僕が考えていった内容
- 3 要求元ノードは、求めるMACアドレスに対応するIPv4アドレスをARPリクエストの[空欄a]フィールドにいれて、[空欄b]キャストで送信する。
- 4 次に、ARPリクエストを受信した、要求されたIPv4アドレスを持つノードは、自身のMACアドレスをARP[空欄c]の送信元MACアドレスフィールドに入れて、要求元のノード宛てに送信する。
- 5 IPv6アドレスは128ビットで構成され、[空欄d]ビットずつを…
- 6 下線①LLAはある範囲でネットワークインターフェースを一意に識別できるIPv6アドレス…
- 7 [空欄e]ビットのMACアドレスから[空欄f]ビットのModified EUI-64形式のインターフェース識別子を生成する方法
- 8 図3中の処理(i)及び(ⅴ)を行う目的を、55字以内で答えよ。
- 9 図3中の処理(ⅱ)の正式なLLAがfe80::8:800:200c:417aであり、処理(ⅳ)のRAメッセージに含まれるサブネットプレフィックスが2001:db8:aabb:1::/64であった場合に、処理(ⅴ)で生成される仮のGUA及びプレフィックス長を答えよ
- 10 ノード1は、ノード3を経由して外部のノードと通信を行うために、処理(ⅳ)で受信した、RAメッセージの送信元であるノード3のLLAを[空欄g]に設定する。
- 11 下線②利用者のプライバシー保護に有効であるが、PC管理の観点で考慮が必要になるとP主任は考えた。
- 12 DNSメッセージが最大のメッセージサイズを超えるときや、EDNSに対応していない権威DNSサーバと512バイトを超えるDNSメッセージを送受信する時には、[空欄h]で送受信することになります。
- 13 図5中のAAAAレコードの応答について、”saas.example.com”にアクセスするためのV社SaaSのIPv6アドレス、及びV社SaaSのIPv6アドレスを管理している権威DNSサーバのFQDNを、図5の字句を用いて全て答えよ。
- 14 下線③IPv6のネットワークだけが不通となった場合に、利用しているOSやWebブラウザによっては従業員が気付くことができず、情報システム部に異常を連絡できない可能性があるとP主任は考えた。
- 15 図6中のa~sのインターフェース名について、GUAを割り当てない目的を50字以内で答えよ。
- 16 下線④FWと各拠点のL3SWとの間の、PCやサーバを接続しないネットワークにGUAを割り当てる必要はないが静的に割り当てる。
- 17 下線⑤PCはSLAACを用いてIPv6アドレス及びデフォルトルータを設定する
- 18 表1中の[空欄ア]~[空欄ケ]に入れる適切な字句を答えよ
- 19 下線⑥項番2の経路情報を設定しない場合、ルーティングループが発生します
- 20 下線⑦項番1と項番2の両方の経路情報に該当するIPパケットの転送では、ルータBは項番2の経路情報を選択します。
- 21 異なる点があります。IPv4のネットワークではFWによるアクセス制御に加え、ルータBに[空欄i]を設定しているので、インターネットから社内ネットワークには簡単にアクセスできない設計になっています。
- 22 下線⑧中継する機器から送信元にタイプ2のICMPv6メッセージである”Packet Too Big”を送信するPMTUD(Path MTU Discovery)に利用されています。
- 23 ネットワークの勉強をして良かったなーと思うこと
設問を解き始める前の前提
詳細は以下の記事を読んで頂きたいのですが、過去問に挑戦する前に頭に入れておいて欲しいことが2つあります。参考:【文系SE】ネットワークスペシャリストー解答時のフレームワークー
- 問題文を読みつつ設問を推測する。(設問を読んでから考えていては間に合わない)
- 問題文を読んでいく中で「これ、聞かれるだろうな」と推測する。
それでは、いってみましょう!!😃
問題文を読みながら僕が考えていった内容
要求元ノードは、求めるMACアドレスに対応するIPv4アドレスをARPリクエストの[空欄a]フィールドにいれて、[空欄b]キャストで送信する。
※更新中
設問1(1)についての問題ですが、XXX。
当日は”a:giaddr、b:ブロードキャスト”と回答しました。
模範解答は
a:宛先IPアドレス
b:ブロード
でした。
次に、ARPリクエストを受信した、要求されたIPv4アドレスを持つノードは、自身のMACアドレスをARP[空欄c]の送信元MACアドレスフィールドに入れて、要求元のノード宛てに送信する。
※更新中
設問1(1)についての問題ですが、XXX。
当日は”アナウンス”と回答しました。
模範解答は
c:レスポンス
でした。
IPv6アドレスは128ビットで構成され、[空欄d]ビットずつを…
※更新中
設問2(1)についての問題ですが、XXX。
当日は”16″と回答しました。
模範解答は
d:16
でした。
下線①LLAはある範囲でネットワークインターフェースを一意に識別できるIPv6アドレス…
※更新中
設問2(2)についての問題ですが、XXXLLAが有効な範囲を20字以内で答えるよう求められています。
当日は”インターネットへアクセスできない範囲”と回答しました。
模範解答は
データリンク層で通信可能な範囲
でした。
[空欄e]ビットのMACアドレスから[空欄f]ビットのModified EUI-64形式のインターフェース識別子を生成する方法
※更新中
設問2(1)についての問題ですが、XXX。
当日はe:48、fは分からず…と回答しました。
模範解答は
e:48
f:64
でした。
図3中の処理(i)及び(ⅴ)を行う目的を、55字以内で答えよ。
※更新中
設問2(3)についての問題ですが、XXX。
当日は”自分自身以外に自分が設定しようとしているIPv6アドレスを使用しているノードが無いか確認するため”と回答しました。
模範解答は
ノード1が生成したLLA及びGUAと重複するIPv6アドレスを持つノードが存在しないことを確認するため
でした。
図3中の処理(ⅱ)の正式なLLAがfe80::8:800:200c:417aであり、処理(ⅳ)のRAメッセージに含まれるサブネットプレフィックスが2001:db8:aabb:1::/64であった場合に、処理(ⅴ)で生成される仮のGUA及びプレフィックス長を答えよ
※更新中
設問2(4)についての問題ですが、XXX。
当日は”GUA 2001:db8:aabb:1:8:800:200c:417a、プレフィックス長 64″と回答しました。
模範解答は
GUA 2001:db8:aabb:1:8:800:200c:417a
プレフィックス長 64
でした。
ノード1は、ノード3を経由して外部のノードと通信を行うために、処理(ⅳ)で受信した、RAメッセージの送信元であるノード3のLLAを[空欄g]に設定する。
※更新中
設問2(5)についての問題ですが、XXX。
当日は”デフォルトルート”と回答しました。
模範解答は
g:デフォルトルーター
でした。
下線②利用者のプライバシー保護に有効であるが、PC管理の観点で考慮が必要になるとP主任は考えた。
※更新中
設問2(6)についての問題ですが、XXX。
当日は”PC毎の各値の手動管理が発生するため”と回答しました。
模範解答は
IPv6アドレスでのPC特定が困難だから
でした。
DNSメッセージが最大のメッセージサイズを超えるときや、EDNSに対応していない権威DNSサーバと512バイトを超えるDNSメッセージを送受信する時には、[空欄h]で送受信することになります。
※更新中
設問3(1)についての問題ですが、XXX。
当日は”TCP”と回答しました。
模範解答は
TCP
でした。
図5中のAAAAレコードの応答について、”saas.example.com”にアクセスするためのV社SaaSのIPv6アドレス、及びV社SaaSのIPv6アドレスを管理している権威DNSサーバのFQDNを、図5の字句を用いて全て答えよ。
※更新中
設問3(2)についての問題ですが、XXX。
当日は”
IPv6アドレス 2001:db8:XXXX::10、2001:db8:XXXX::20
FQDN example.net、ns1.example.net、ns2.example.net
“と回答しました。
模範解答は
IPv6アドレス 2001:db8:XXXX::10、2001:db8:XXXX::20
FQDN ns1.example.net、ns2.example.netXX
でした。
下線③IPv6のネットワークだけが不通となった場合に、利用しているOSやWebブラウザによっては従業員が気付くことができず、情報システム部に異常を連絡できない可能性があるとP主任は考えた。
※更新中
設問3(3)についての問題ですが、XXX従業員が気付くことができないとP主任が考えた理由を20字以内で答えるよう求められています。
当日は”権威サーバのAレコードTTLがV社SaaSのFQDNのAAAAレコードより大きいため”と回答しました。
模範解答は
IPv4にフォールバックして通信が成功し、従業員は利用できるから
でした。
図6中のa~sのインターフェース名について、GUAを割り当てない目的を50字以内で答えよ。
※更新中
設問4(1)についての問題ですが、XXX。
当日は”FW以降のGUAにて各機器がインターネットと通信する上で必要なIPアドレスは揃っているから”と回答しました。
模範解答は
ネットワーク機器を外部から隠蔽し、外部から接続できないことでセキュリティを確保するため
でした。
下線④FWと各拠点のL3SWとの間の、PCやサーバを接続しないネットワークにGUAを割り当てる必要はないが静的に割り当てる。
※更新中
設問4(2)についての問題ですが、GUAを”静的に”割り当てることによって得られる利点を、経由するネットワーク機器を調べるときに使用するコマンドを用いて45字以内で回答するように求められています。
当日は”tracerouteによる疎通確認時、どの機器までの通信が正常なのかわかりやすい”と回答しました。
模範解答は
traceroute6コマンドを実行した際に、経由した機器を特定できる点
でした。
下線⑤PCはSLAACを用いてIPv6アドレス及びデフォルトルータを設定する
※更新中
設問3(3)についての問題ですが、XXX上記設定を行うために各拠点のL3SWで行われる動作をICMPv6のメッセージ名を用いて40字以内で回答するよう求められています。
当日は”要請ノードマルチキャストアドレスへのメッセージに対し、必要に応じて応答する”と回答しました。
模範解答は
RSメッセージを受信したら、RAメッセージを応答する動作
でした。
表1中の[空欄ア]~[空欄ケ]に入れる適切な字句を答えよ
※更新中
設問3(4)についての問題ですが、XXX。
当日は”
ア:2001:db8:yyyy::1/48
イ:b
ウ:2001:db8:3::1/64
エ:c
オ:2001:db8:yyyy::1/48
カ:d
キ:2001:db8:3::1/64
ク:f
ケ:2001:db8:1::1/64
”
と回答しました。
模範解答は
ア:fe80::1
イ:b
ウ:fe80::2
エ:c
オ:fe80::1
カ:d
キ:fe80::2
ク:f
ケ:fe80::1
でした。
下線⑥項番2の経路情報を設定しない場合、ルーティングループが発生します
※更新中
設問4(5)についての問題ですが、XXX表1中の項番2の経路情報を設定しない場合に、インターネットから未使用のGUA宛てに送信されたIPパケットを、ルータA及びルータBはどのように処理するか。IPv4の”TTL”と同じように用いられる”ホップリミット”という字句を用いて35字以内で回答するよう求められています。
当日は”ホップリミットが0になるまで社内ネットワーク内を輻輳し続ける”と回答しました。
模範解答は
ホップリミットが0になるまでパケットを対向のルータへ送り返し続ける
でした。
下線⑦項番1と項番2の両方の経路情報に該当するIPパケットの転送では、ルータBは項番2の経路情報を選択します。
※更新中
設問4(6)についての問題ですが、XXX表1中の項番2の経路情報が選択されるのはなぜか。25字以内で答えよ。
当日は”項番2の方が項番1よりプレフィックス長が長いから”と回答しました。
模範解答は
ロンゲストマッチによって経路を選択するから
でした。
異なる点があります。IPv4のネットワークではFWによるアクセス制御に加え、ルータBに[空欄i]を設定しているので、インターネットから社内ネットワークには簡単にアクセスできない設計になっています。
※更新中
設問4(7)についての問題ですが、XXX。
当日は”ACL”と回答しました。
模範解答は
NAPT
でした。
下線⑧中継する機器から送信元にタイプ2のICMPv6メッセージである”Packet Too Big”を送信するPMTUD(Path MTU Discovery)に利用されています。
※更新中
設問4(8)についての問題ですが、XXXPMTUDによって何が検出されるか、20字以内で答えるよう求められています。
当日は”パケットサイズに耐えうる中継機器”と回答しました。
模範解答は
経路上のMTUの制限
でした。
ネットワークの勉強をして良かったなーと思うこと
ITコンサルタントとしての現場において、プロジェクト内でトラブルシューティングやシステムインフラ設計において最も頼られる存在になり、安定した案件・プロジェクトアサインが実現できるようになりました。
参考:コンサルファームでアベイラブルになったら
文系SEであっても、こういった知識があると一目置かれた存在になれますし、キャリアアップの一助になります。
実際、僕はプログラマ➡SE(ネットワークエンジニア)➡ITコンサルタントとキャリアップしてきましたが、ITコンサルタントとして活動している今も本記事の様な技術的な部分を大事にしているため、’他のコンサルタントとは差別化された人材になれているな’と感じています。
本記事は技術的な内容でしたが、キャリアに関する情報をお探しの方はこちらも是非、ご覧ください。
参考:【文系 SE】ネットワークエンジニアのすすめ
それでは、Tchau◎
こじろう