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ネットワークスペシャリストー過去問挑戦 平成29年午後Ⅰ問2ー

こんにちは、こじろうです。

この記事では、N/Wスペシャリスト平成29年午後Ⅰ問2に挑戦していきたいと思います。

参考:N/Wスペシャリスト平成29年午後1問2過去問

別記事のネットワークエンジニアのススメでも紹介しましたが、文系SEからするとシステムエンジニアよりもネットワークエンジニアになった方が良いキャリアを気づかる可能性があります。

僕自身も、プログラマ➡システムエンジニア➡ITコンサルタントとキャリアチェンジしてきましたが、所々、ネットワークエンジニアとして活動し、成果を出すことに成功してきました。

文系SEのみなさまにも是非、ネットワークの知識を蓄えて頂きたく、IPAが主催しているネットワークエンジニアの資格試験について、僕なりの解答方法と、IPAが公表している模範解答を紹介していきたいと思います。

【この記事でわかること】

  1. N/Wスペシャリストの問題を解く上で持つべき考え方
  2. 平成29年午後Ⅰ問2における各設問の考え方

設問を解き始める前の前提

詳細は以下の記事を読んで頂きたいのですが、過去問に挑戦する前に頭に入れておいて欲しいことが2つあります。参考:【文系SE】ネットワークスペシャリストー解答時のフレームワークー

  1. 問題文を読みつつ設問を推測する。(設問を読んでから考えていては間に合わない)
  2. 問題文を読んでいく中で「これ、聞かれるだろうな」と推測する。

それでは、いってみましょう!!😃

問題文を読みながら僕が考えていった内容

下線部①一時的に大量の帯域を使用する…

設問1ですが、この現象を引き起こすトラフィックが何か、知識を問われています。
模範解答は’バーストトラフィック’でした。

下線部➁支店のインターネット接続回線を廃止し…

※更新中

設問2⑶ですが、インターネット接続回線を廃止する理由を現行のインターネット通信に着目した上で問われています。また、現行ネットワーク構成と比べた時の情報セキュリティ対策上のメリットも問われています。

インターネットの知識だけでは解答できそうにないので、問題文中の下線部の前後から解答の要件・制約になりそうな項目を探してみます。

下線部➁の前後ではないのですが、そもそもこの問2の問題文の冒頭で、”VDIを導入する”という記載があります。VDIは、各PCが単独で起動するのではなく、VDIサーバから各クライアントPCへ画面を送信し、各ユーザはVDIサーバに対して自分の処理を送信する形になります。そうすることで各ユーザのPCのローカルディスクにデータが残って漏洩してしまうリスクや、パケットが経由するネットワーク経路も限定されてセキュリティ上も管理がしやすくなるというメリットがあります。

一方で、各自のPCが、VDIを利用しているにも関わらず、VDIを経由しないネットワーク経路からインターネットへ接続できてしまったらどうなるでしょう?せっかくVDI入れた意味がないですねw

模範解答は
理由:インターネット通信は本社の仮想PCから行われるから
利点:情報セキュリティ対策を本社で集中的に行うことができる
でした。

下線部③本社と支店間の広域イーサネット網を経由する通信は、VDIの導入で変化する

設問2⑴ですが、VDI導入前に広域イーサ網を経由する通信を一つ、VDI導入後に経由する通信を2つ問われています。

下線部➁の設問でも少し触れましたが、VDI導入後、各ユーザがPCへ入力した情報や命令は、全てVDIサーバを経由します。そのため、VDI導入以前は各自がPCへ入力・実行→支店内のプリンタから紙が出てくるといった動作が、各自がPCへ入力・実行→本社のVDIサーバへ印刷対象のデータが送付される→本社のVDIから各支店のプリンタへ印刷命令が連携され、支店内のプリンタから紙が出てくる、といったパケットの流れになります。

また、ファイル転送については、各自のPCのデータが、VDI導入により、各自のPCのローカルディスクから常時本社VDIサーバへ保管されることになるため、各自PC~ファイルサーバ間の通信は不要となり、VDIサーバ~ファイルサーバ間の通信が発生するようになります。

※問題文P.8の最終行からP.9の中盤までを確認してみましょう

模範解答は
VDI導入前に経由する通信:ファイル転送通信
VDI導入後に導入する通信:①画面転送通信 ➁プリント通信
でした。

ピーク時に必要な帯域=[空欄a]

本社は[空欄b]ビット/秒…

各支店は[空欄c]Mビット/秒…

まずは[空欄a]。

問題文(P.11冒頭)に’アクセス回線の契約帯域÷ピーク時に必要な帯域’とあるため、この通り当てはめてみます。

問題文P.8の後半を確認すると、アクセス回線の契約帯域(本社~広域イーサ網)は1G。

更にP.9の冒頭には’ピーク時に必要な帯域は、本社従業員向けに200Mビット、全ての支店従業員向けの合計が800Mビット’とあります。

上記を考慮すると、1Gビット/秒÷800Mビット/秒=1000÷800=1.25

 

続いて[空欄b]と[空欄c]。

‘契約帯域は現行の安全率を考慮した最低限の帯域とし…’とありますね。[空欄a]の解答の通り、安全率は1.25のため…※更新中

 

模範解答は
a:1.25
b:100
c:10
でした。

下線部④画面転送通信のクラスに、各支店の従業員が同時に仮想PCを利用するときに最低限必要な帯域を確保する設定を行う…

※更新中

設問3⑴ですが、帯域保障を行わなかった時のTCの操作性が悪化することが懸念されますが、その際の原因を、プリント通信の特性に着目した上で解答することを求められています。

模範解答は’プリント通信が画面転送通信を圧迫するから’でした。

下線部⑤…

※更新中

設問3⑵ですが、本社から各支店方向の通信の帯域が各支店のアクセス回線の契約帯域を超過した時に帯域制御装置がパケットに対して行う制御の内容を問われています。

模範解答は’送出タイミングを調整する’でした。

[空欄ア]~[空欄ウ]…

※更新中

[空欄ア]~[空欄ウ]
ア:仮想SW
イ:任意
ウ:C&Cサーバ

ネットワークの勉強をして良かったなーと思うこと

ITコンサルタントとしての現場において、プロジェクト内でトラブルシューティングやシステムインフラ設計において最も頼られる存在になり、安定した案件・プロジェクトアサインが実現できるようになりました。
参考:コンサルファームでアベイラブルになったら

文系SEであっても、こういった知識があると一目置かれた存在になれますし、キャリアアップの一助になります。

実際、僕はプログラマ➡SE(ネットワークエンジニア)➡ITコンサルタントとキャリアップしてきましたが、ITコンサルタントとして活動している今も本記事の様な技術的な部分を大事にしているため、’他のコンサルタントとは差別化された人材になれているな’と感じています。

本記事は技術的な内容でしたが、キャリアに関する情報をお探しの方はこちらも是非、ご覧ください。
参考:【文系 SE】ネットワークエンジニアのすすめ

 

 

 

それでは、Tchau◎

こじろう

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