こんにちは、こじろうです。
この記事では、文系SEの方々やITビギナーの方々向けに、ネットワークエンジニアの良さについて紹介していきたいと思います。
【この記事でわかること】
- ネットワークエンジニアとは何か?
- 具体的にSEとどう違うの?
- ネットワークエンジニアになるとどんなメリットがあるの?
ネットワークエンジニア=いわゆるシステム開発のインフラ担当
ネットワークエンジニアとは、いわばシステム開発におけるインフラ担当です。
ITの仕事=プログラミングや設計をイメージすると思いますが、作成したプログラムを動作させる環境(多くはサーバを構築する)を用意したり、システムを利用したい人の元へネットワーク配線やVPN(参考:【文系SE】環境構築~VPN おススメ構築方法無料伝授!~)を準備するといった作業が主たる役割になります。
SEはユーザのためにアプリを作り、ネットワークエンジニアはSEのために環境を用意する
ネットワークエンジニアの活動は、エンドユーザから見ると全く見えないというか、意識されない作業になります。
スマホでアプリの画面を操作しているときに、「今、自分が送信した情報はどこのルータを通って、どこのプロバイダを経由し…」なんてことは考えませんよね。
一方で、そのアプリを作成している人から見ると、ネットワークやシステムインフラが整っていないと自分が作ったプログラムが設計通り動可能性があります。
メリット:自分で設計・実装する可能性が高く、スキルが身に付く
ネットワークエンジニアは、どんなに規模が大きくなっても設計する内容は予め想定できるため、一つのプロジェクトに1~2人しかいません。
なので、要件定義からテストまで、他社に外注したりする可能性が低く、自分の手で実施する可能性が高いです。
SEやIT関連の仕事につく方の悩みに、「設計や構築は協力会社さんへ外注してしまい自分のタスクはドキュメント作成やクライアントとの折衝ばかり…スキルが身につかない」というのをよく聞きます。
ネットワークエンジニアになると、こういった悩みはあまり発生しません。
一般に、ネットワークエンジニアは「非機能要件」を担当。
機能が増えても成果物が増えるわけではないので、人数がそんなにいらない。その分、少人数で担当。この「しらない」という、一見、不利に見える状態こそが、「儲かるITサービス」の源なんです。
家を建てるときの地盤チェック
ネットワークエンジニアは、いわば家を建てるときの地盤をチェックし、整備してくれる人です。
足元がゆるゆるの場所に家を建てると、いつ崩れるか分からないので不安ですよね?また仮に緩かったとしたら、なんとかしてほしいですよね?\
ネットワークエンジニアは、こういった環境を整えてくれ、レベルが上がるとセキュリティ設定も担保・カバーできるようになる、頼りになる存在なのです。
偏ったスキルが身に付いちゃったりしないの?
ネットワーク=インフラという印象がありますが、適切な設計をしようとするとアプリ並みにプログラミングすることも有りますし、決してないがしろにされるような知識・スキルを扱う職種ではありません。
また、この分野を経験してからアプリケーションの分野へ飛び込む方もいらっしゃいますし、インフラを理解しているアプリケーション開発者はなかなかいないので、希少価値が高まります。
技術を大事にしたいSEへ、キャリアの1ステップとしておススメ
他の記事でも繰り返し書いているのですが、一生涯、ずーっと同じ仕事をしていける人はこれからどんどん少なくなっていくと思います。
それは世の中の変化が激しすぎて、需要や求められるものの変化スピードも信じられないほど速いからです。
こういった状況において、ネットワークエンジニアという仕事は、技術寄りのSEを目指したい方にはうってつけの”寄り道”ですし、ネットワークエンジニアとして身に付ける知識はハードウェアよりの情報も多いので、現場希少価値の高い人材慣れる可能性も高まると思います。
一生涯の仕事として選べるかはこの後の世の中の流れが決めることですが、一度経験して損はない職種だと思っています。
それでは、Tchau◎
こじろう
※冒頭の写真は猫島商会さん@イラストACからの提供でした。