こんにちは、こじろうです。
この記事では、N/Wスペシャリスト令和5年午後Ⅰ問3に挑戦していきたいと思います。
別記事のネットワークエンジニアのススメでも紹介しましたが、文系SEからするとシステムエンジニアよりもネットワークエンジニアになった方が良いキャリアを気づかる可能性があります。
僕自身も、プログラマ➡システムエンジニア➡ITコンサルタントとキャリアチェンジしてきましたが、所々、ネットワークエンジニアとして活動し、成果を出すことに成功してきました。
文系SEのみなさまにも是非、ネットワークの知識を蓄えて頂きたく、IPAが主催しているネットワークエンジニアの資格試験について、僕なりの解答方法と、IPAが公表している模範解答を紹介していきたいと思います。
【この記事でわかること】
- N/Wスペシャリストの問題を解く上で持つべき考え方
- 令和5年午後Ⅰ問3における各設問の考え方
- 1 設問を解き始める前の前提
- 2 問題文を読みながら僕が考えていった内容
- 3 下線部① 5GHz帯を二つに区別し、2.4GHz帯と合わせて計三つの周波数帯を同時に利用 について、5GHz帯を2つに区別したそれぞれの周波数帯を表1中から二つ答えよ。また、三つの周波数帯を同時に利用できることの利点、デュアルバンドと比較して30字以内で答えよ。
- 4 本文中の[空欄a]~[空欄h]に入れる適切な字句を答えよ。
- 5 下線部② について、気象観測レーダーや船舶用レーダーと干渉する可能性がある周波数帯を表1中から二つ選んで答えよ。また、気象観測レーダーや船舶用レーダーを検知した場合のAPの動作を40字以内で、その時のWLAN端末への影響を25字以内で、それぞれ答えよ。
- 6 下線部③ について、ノートPCの台数と動画コンテンツの要件に従ってフロアL2SWとAPとの間の最大トラフィック量を、Mbpsで答えよ。ここで、通信の各レイヤにおけるヘッダー、トレーラ、プリアンブルなどのオーバーヘッドは、一切考慮しないものとする。
- 7 下線部④ スパニングツリーとVRRPでは、高負荷時に10Gbeリンクがボトルネックになる可能性がありますし、 について、C課長がボトルネックを懸念した接続の区間はどこか。図1中の(ⅰ)~(ⅴ)の記号で答えよ。また、本文中の下線部⑤ サーバ、FW、WLCフロアL2SWを含む全てのリンクを、スイッチをまたいだリンクアグリゲーションで接続する構成、について、リンクアグリゲーションで接続することでボトルネックが解決するのはなぜか。30字以内で答えよ。
- 8 下線部⑥ このLANシステム提案構成では、職員が保守を行った際にブロードキャストストームが発生するリスクがありますね。 について、A専門学校の職員が故障交換作業と設定復旧作業を行う対象の機器を、図1中の機器名を用いて、3種類答えよ。また、どのような作業ミスによってブロードキャストストームが発生しうるか、25字以内で答えよ。
- 9 ネットワークの勉強をして良かったなーと思うこと
設問を解き始める前の前提
詳細は以下の記事を読んで頂きたいのですが、過去問に挑戦する前に頭に入れておいて欲しいことが2つあります。参考:【文系SE】ネットワークスペシャリストー解答時のフレームワークー
- 問題文を読みつつ設問を推測する。(設問を読んでから考えていては間に合わない)
- 問題文を読んでいく中で「これ、聞かれるだろうな」と推測する。
それでは、いってみましょう!!😃
問題文を読みながら僕が考えていった内容
下線部① 5GHz帯を二つに区別し、2.4GHz帯と合わせて計三つの周波数帯を同時に利用 について、5GHz帯を2つに区別したそれぞれの周波数帯を表1中から二つ答えよ。また、三つの周波数帯を同時に利用できることの利点、デュアルバンドと比較して30字以内で答えよ。
設問2(1)についての問題ですが、トライバンドに関する知識が無いと回答は厳しいです。
参考:https://www.infraexpert.com/study/wireless60.html
模範解答は
周波数帯①:W52/W53、周波数帯②:W56
利点:より多くのWAN端末が安定して通信できる。
でした。
本文中の[空欄a]~[空欄h]に入れる適切な字句を答えよ。
設問1についての問題ですが、無線LANの基礎知識が無いと回答は厳しいですね。
模範解答は
a:トライバンド
b:アンテナ
c:パスワード
d:チャネルボンディング
e:PoE++
f:マルチギガビットイーサネット
g:スタック
h:DHCPリレーエージェント
でした。
下線部② について、気象観測レーダーや船舶用レーダーと干渉する可能性がある周波数帯を表1中から二つ選んで答えよ。また、気象観測レーダーや船舶用レーダーを検知した場合のAPの動作を40字以内で、その時のWLAN端末への影響を25字以内で、それぞれ答えよ。
設問2(2)についての問題ですが、こちらもトライバンドに関する知識が無いと回答は厳しいです。
参考:https://www.infraexpert.com/study/wireless60.html
模範解答は
周波数帯①:W53、周波数帯②:W56
動作:検知したチャネルの電波を停止し、ほかのチャネルに遷移して再開する。
影響:APとの接続断や通信断が不定期に発生する。
でした。
下線部③ について、ノートPCの台数と動画コンテンツの要件に従ってフロアL2SWとAPとの間の最大トラフィック量を、Mbpsで答えよ。ここで、通信の各レイヤにおけるヘッダー、トレーラ、プリアンブルなどのオーバーヘッドは、一切考慮しないものとする。
設問3(1)についての問題ですが、問題文から読み取れる教室の数、生徒・教師の数/教室、一人当たりの保持するPC数、使用するネットワーク帯域/PCを元に、算出する。
・問題文から読み取れる教室の数:各階3教室×5フロア(P.14 3行目 )
・生徒・教師の数/教室:50 (P.14 下から2行目 )
・一人当たりの保持するPC数:1台?(P.14 下から2行目 )
・使用するネットワーク帯域/PC:7.2GB/h(P.14 下から1行目 )
各フロアL2SWとAPとの間の最大トラフィック数(Mbps) = 3(教室) × (50人) × 7.2GB(h)
…
間違っている!
まず、各フロア…ではない、”L2SW~AP間…”である。
各L2SWとAPとの間の最大トラフィック数(Mbps) = 1(教室) × 50(人) × 7.2GB(h)
= 50(人) × 7.2 ×1,000(GB→MBへの変換)×8(バイト→ビットへの変換) ÷ 3,600(時間→秒への変換)
= 50(人)× 16M(bps)
= 800Mbps
模範解答は
800
でした。
下線部④ スパニングツリーとVRRPでは、高負荷時に10Gbeリンクがボトルネックになる可能性がありますし、 について、C課長がボトルネックを懸念した接続の区間はどこか。図1中の(ⅰ)~(ⅴ)の記号で答えよ。また、本文中の下線部⑤ サーバ、FW、WLCフロアL2SWを含む全てのリンクを、スイッチをまたいだリンクアグリゲーションで接続する構成、について、リンクアグリゲーションで接続することでボトルネックが解決するのはなぜか。30字以内で答えよ。
設問3(2)についての問題ですが、スパニングツリー利用時の懸念点と、リンクアグリゲーションによる解決に関しての問いとなります。
模範解答は
区間:(ⅱ)
理由:平常時にリンク数本分の帯域を同時に利用できるから
でした。
下線部⑥ このLANシステム提案構成では、職員が保守を行った際にブロードキャストストームが発生するリスクがありますね。 について、A専門学校の職員が故障交換作業と設定復旧作業を行う対象の機器を、図1中の機器名を用いて、3種類答えよ。また、どのような作業ミスによってブロードキャストストームが発生しうるか、25字以内で答えよ。
設問3(3)についての問題ですが、稼働後の運用・保守に関する設問になります。
模範解答は
機器:AP、フロアL2SW、動画コンテンツサーバ
作業ミス:ループ状態になるような誤接続や設定ミス
でした。
ネットワークの勉強をして良かったなーと思うこと
ITコンサルタントとしての現場において、プロジェクト内でトラブルシューティングやシステムインフラ設計において最も頼られる存在になり、安定した案件・プロジェクトアサインが実現できるようになりました。
参考:コンサルファームでアベイラブルになったら
文系SEであっても、こういった知識があると一目置かれた存在になれますし、キャリアアップの一助になります。
実際、僕はプログラマ➡SE(ネットワークエンジニア)➡ITコンサルタントとキャリアップしてきましたが、ITコンサルタントとして活動している今も本記事の様な技術的な部分を大事にしているため、’他のコンサルタントとは差別化された人材になれているな’と感じています。
本記事は技術的な内容でしたが、キャリアに関する情報をお探しの方はこちらも是非、ご覧ください。
参考:【文系 SE】ネットワークエンジニアのすすめ
それでは、Tchau◎
こじろう