こんにちは、こじろうです。
別記事で”インターネット”の記事で、我々に見えないところでPCの中では情報を張り付けたり剥がしたり…といったアクションがなされていることが分かりました。
参考:【文系SE】ネットワーク~インターネット~
でも、世の中にはいろんなPCがあった様座なメーカーがMacで作ったり、Winで作ったり、Linuxで作ったりしているわけですが、それぞれ全く同じように作られれているのでしょうか?
別々の企業や団体なので情報交換も限られるので、全く同じように作るのは難しいように思えます。しかし、ある時、“これからは仕様を統一しよう!!”ということで、今はみな、同じような仕様で作られているのです、その仕様のことを、OSI基本参照モデルと呼びます。
といった思いをお持ちの方も多いと思います。
この記事では、文系SEの方々やITビギナーの方々向けにOSI参照モデルとは何か、自分が普段に要しているソフトとどのような関連があるのか紹介していきたいと思います。
【この記事でわかること】
- OSI基本参照モデルとは何か?
- 具体的にはどんな仕組みなの?
- この情報ってどこで役立つの?
データをやり取りする作業は、7つのステップに分かれている
データをやり取りするとき、様々なアクションが発生するわけですが、すべての作業が7つの領域に分けられました。
データをやり取りするとき、様々なアクションが発生するわけですが、すべての作業が7つの領域に分けられました。
7つの層を一つづつ解説(※7層目から説明します)
【7層目】アプリケーション層:ユーザが直接触ることになる機能
例えばHTTPやSMTPがこれに当たります。
Webページを参照する際に使われるHTTPというプロトコルがありますが、HTTPには文字や画像をWebブラウザに表示する機能があり、ユーザがキーボードから入力した情報を取り込む機能もあります。
これらの機能はいちいちプログラマがコーディングして良いするものではなく、HTTPというプロトコル(通信時のルール)で既に良いされており、”Webアプリ作るなら、みんなこれを利用しましょう”という暗黙の了解がなされています。
そのため、ITエンジニアは言語が違う国にっても大抵の仕事は依然と同じようにこなせるし、実際海を越えて活躍する人材が多いわけですね!
参考:ITに携わる仕事をしていて良かったなーと思うこと※更新中
また、このアプリケーション層は、次に登場する【6層目】プレゼンテーション層と【5層目】セッション層の3つを統合したものという考え方もあり、セッション層やプレゼンテーション層のプロトコルはアプリケーション層のプロトコルの機能とみなされ、それ自体はプロトコルとしては省略されている、という考え方も有ります。
【6層目】プレゼンテーション層:
※更新中
【5層目】セッション層:
※更新中
【4層目】トランスポート層(TCP、UDP、RTP):
データの転送を制御する役割を果たします。
もう少し具体的に言うと、データ転送の際にデータの誤りなどを検出し、送信元に再送を要求したりといった機能を持っていて、こうして得た正しいデータをアプリケーション層に属するソフトウェアへ正しい状態で送ります。
現実政界における郵便や空輸に置き換えると、郵便配達では誤配達、空輸ではlost-baggage等、送られるはずの荷物(情報)が何らかの原因で届かなかいということはシステムやネットワークの世界でも頻繁に起こっています。それを考慮して、このトランスポート層にて、“データが宛先までちゃんと届いたか確認しよう、そして、中身のデータがちゃんと正しいかどうかもチェックしよう”という仕様(ルールがを定められました。
【3層目】ネットワーク層(IP):
宛先(送信元)情報となるIPアドレスの割り当て、データの伝送経路の選択(ルーティングという)などを主に司ります。
“インターネット”の記事でも紹介しましたが、PCやスマホにはIPアドレスというシステム上の住所が割り振られています。このIPアドレスを各マシンに割り当てたり、送信するデータの経路を選択(ルーティング)するのがネットワーク層の役割となります。
参考:【文系SE】ネットワーク~インターネット~
【2層目】データリンク層:
直結した端末同士でのデータ転送において発生する電気信号の伝送制御、誤り検出、再送要求などの機能を制御します。
トランスポート層と類似した役割ですが、こちらはより物理的な部分で、データというよりも電気信号そのものが正しく送受信されたかを制御します。
スイッチやブリッジといった機器を用いて、送信元や宛先を特定する機能も持っていますが、ここではIPアドレスではなくMACアドレス(物理アドレス)が用いられます。
【1層目】物理層:
直接接続された機器や端末において、電気信号を届けるための各種機能を制御します。データや電気信号の正誤に関係なく、電気信号が届いたかどうか?が制御の対象となります。
プロトコルとしては、接続するケーブルの形状やコネクタの種類などが該当します。広義には、電柱を伝っている電線や光ファイバーなどもこのOSI基本基本参照モデル第一層(物理層)のプロトコル(通信時のルール)に該当します。
OSI基本参照モデルを理解できた僕の現在
ITコンサルタントとしての現場において、プロジェクト内でトラブルシューティングやシステムインフラ設計において最も頼られる存在になり、安定した案件・プロジェクトアサインが実現できるようになりました。
参考:コンサルファームでアベイラブルになったら
文系SEであっても、こういった知識があると一目置かれた存在になれますし、キャリアアップの一助になります。
実際、僕はプログラマ➡SE(ネットワークエンジニア)➡ITコンサルタントとキャリアップしてきましたが、ITコンサルタントとして活動している今も本記事の様な技術的な部分を大事にしているため、’他のコンサルタントとは差別化された人材になれているな’と感じています。
本記事は技術的な内容でしたが、キャリアに関する情報をお探しの方はこちらも是非、ご覧ください。
参考:【文系 SE】ネットワークエンジニアのすすめ
それでは、Tchau◎
こじろう
※冒頭のイラストはstudiographicさんによるイラストACからのイラストでした。